【シンスプリント】中高生のスポーツ選手に多い怪我①
シンスプリント
正式名称は「脛骨(スネの骨)の疲労性骨膜炎」と呼ばれています。
慢性的な疲労(使い過ぎ)から発生する事が多いようです。
陸上選手やサッカー選手など、長時間のランニングを伴うスポーツ選手に発症しやすく、悪化すると疲労骨折になることもあります。
初期症状
- すね(ふくらはぎ)の内側が痛む
- 運動の始めに痛くなり、体が温まってくると痛みは軽くなり運動が終わるとまた痛み出す
- 走ったりジャンプするとすねの内側が痛む
悪化すると・・・
- 歩いたり立ったりするだけで痛む
- 何もしなくても痛む
- 運動している最中もずっと痛む
- 最初の頃より痛みが続く(維持する)
当院の治療方法
1.物療機器(SSP、低周波)を使用して患部炎症を取り除きます
→ 患部及び患部に関連する筋肉に電気をかけ、血行を良くし固くなった筋肉や靭帯の緊張を緩めることにより、痛みを緩和させます。
2.超音波を患部に照射します
→ 超音波はSSPや低周波より更に深部の治療を行います。
3.炎症症状及び痛みがあまり強い場合にはドロシップ(ハルシンE)を使用し、包帯で圧迫固定した上で、安静を保つよう指導しています
※通常歩行も困難な場合には、一度、提携先の整形外科を受診頂くようお願いしています。
まとめ
シンスプリントは、一度の治療で痛みが完全に消失する訳ではありません。
一度、症状が落ち着いても、またすぐに再発しやすい怪我です。
当院では、できるだけ競技を続けながら治すことを目指しており、その為、患者さん自身にもセルフケア(アイシング、ストレッチ、マッサージなど)を指導して、患者さんと共に治療を進めていきます。
来院くださる患者さんが、少しでもベストな状態で競技に打ち込めるよう、私自身も努力してまいります。
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